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Yellow Stairsへの想い ②

おはようございます。Stairsの高橋 拓也です。

今回はYellow Stairsへの想い その②です。想いについては4部構成です。

その②では、Stairsが1歳~4歳未満の運動教室を始めた理由を【認められる経験】に絞って記事を書いていきます。

Yellow Stairsへの想い その①では、過去の経験と1歳~4歳未満の子どもたちの発達段階に絞って記事を書いています。こちらを読んでいただくと話がつながりやすいかと思います。

https://www.stairsjp.com/post/yellow-stairs%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%83%B3%E3%81%84


私は“さっかぁりょういく®”に出会ってから子どもたちと関わることへの考え方が大きく変わりました。“さっかぁりょういく”とは、発達障がいの子どもたちにサッカーを通じて療育をおこなう日本発達支援サッカー協会オリジナルなメソッドになっています。

そんな“さっかぁりょういく®”の経験が1歳~4歳未満の子どもたちの成長と発達にもいい影響を与えることができると思いYellow Stairsを始めました。これからまずは【認められる経験】が大切だと思うようになった経緯を記載します。


“さっかぁりょういく®”に関わり始めて間もない21.22歳のころはとにかく褒めることを意識していました。ここでの〈褒める〉は相手の思いは問わず、できたこと・チャレンジしたことについて〈一方的な褒める〉です。意識していたというか発達障がいについての知識も浅はかでしたし1人ひとりを知ることもできておらず〈褒める〉ことでいっぱいいっぱいの日々でした。

 次第に経験を積んでいくことで「私が嬉しいことは相手も嬉しいのか?」という疑問が生まれます。また、〈褒める〉ってなんだ?ということも考えるようになりました。

このモヤモヤはかなり長い期間続きました。まだ確固たる答えにはたどり着いていませんがこんなことに悩んでいる時に〈認める〉関わりかたを学ぶ機会がありました。そこでの学びと私なりに認めることを現場でどんどんトライ&エラーしました。認めるという手法のなかには私個人として大きく3つの認め方があります。この3つの認め方の概念についてはまた別に記事を書くつもりです。


 Yellow Stairsを始めるにあたって【認められる経験】にどんな効果があるかを考えました。

1歳~4歳未満の子どもたちは、自分が何者なのかということ、そして他者との関わり方を学ぶことを遊びと他者からの関わりを通して知っていくものだと考えています。そこにもし叱られる経験や自身は叱られなくても他者が叱られることの多い環境に身を置けば、その子は他者に対しても叱ることが多くなり自己肯定感が低く主体的に取り組むことが苦手になってしまうのではないかと考えました。

Yellow Stairsの子どもたちと関わっていく中で心掛けていることはStairsの理念・認め方の概念と少し被るところはありますが大きく2つあります。


 1つ目は《たくさんの肯定的で認める言葉があふれる空間づくり》を作り上げることです。そこには子どもたちが安心でき、親御さんが安全だと思ってもらうことがとても大切です。安心・安全な環境が保たれている空間では人はオープンマ

インドになります。最初は緊張してお母さんから離れられないお子さんでも回数を重ねていくうちに「ここは自分が認めてもらえる場所なんだ」と思いワクワクとドキドキの一歩踏み出してくれるまでこちらは待ちます。

オープンマインドになると心はリラックスしストレスフリーな中で遊ぶことができます。親御さんから「家庭での関わり方を見直す場所にもなってます」ととても嬉しいお声をいただくことがあります。

上の写真は参加し始めてまだ間もないお子さんと関わっている写真です。お子さんの遊びに口出しはせず、その子の遊びにとにかく同じテンポ・投げる場所等で同調していきます。回数を重ねていくとどんどんオープンマインドになり自ら遊びに誘ってくれたり私の曾比に興味を持ったりしてくれるようになっていきました。


 2つ目に非言語での認める関わりを多用することです。Yellow Stairsの対象となる1歳~4歳未満の子どもたちは非言語で相手とコミュニケーションを取ることが多いと考えています。

言語の理解ができている年齢でもメラビアンの法則「3Ⅴの法則」によると人はコミュニケーションを取る時に受け取る情報を100とすると、相手から発せられる言語の内容である「言語情報」から7%、声のトーンや口調・大きさなどの「聴覚情報」から38%、そして相手のジェスチャーや視線、表情などの「視覚情報」から55%の情報を受けているとされています。つまり大人でも言語コミュニケーションより非言語コミュニケーションの方が与える影響は大きいとされていることが分かります。下記にメラビアンの法則について添付しておきます。

3Ⅴの法則にもあるように人がコミュニケーションを取る手法としてこれだけのパーセンテージがあるのであれば言語の理解がまだ発達段階の1歳~4歳未満はもっと多くの情報を非言語から得ているのではないかと考えています。

相手の表情・相手の動き・相手の口調・ハイタッチ...などとたくさんの非言語で認める手法があります。それに付け加えて言語での発達段階であることから言語でも認める関わりをすることで非言語と言語がリンクしていくのではないかと考えます。

これに関してはまだまだ私も勉強途中ですので今後とも勉強して深めていきたいです。


 そして個別ではなく集団の中で上記のような経験を積み重ねることに重点を置いています。こんな環境で子どもたちが体を動かしていくことによって他者との関わり方を自然と学び、子どもたち自身から人と関わることの【階段】を登っていくのではないかと考えています。そして【人を大切にする力】を自身で学び続けていってほしいと考えています。


 私個人もまだまだ【成長の階段】を登っている途中です。この階段にはゴールはなく満足することがあってはならないと考えています。これからも子どもたちと一緒に成長し認め合うことを大切にしていきます。


最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

いいね・コメントを頂けると今後の励みや学びになります。

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